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髙井章光弁護士が日本私法学会(大阪大学)・拡大ワークショップ「詐害行為取消権と否認権-民法と倒産法との対話」にて、報告を行いました。

2024年10月13日

2024年の日本私法学会は、10月12日・13日に、大阪大学にて実施されました。二日目の拡大ワークショップでは、「詐害行為取消権と否認権-民法と倒産法との対話」と題し、平成29年の民法(債権法)改正によって、詐害行為取消権の規定が否認権と平仄を併せる形となったことを契機として、民法側と倒産法側での見解の対立または融和を検討しました。そのワークショップでは、片山直也教授(武蔵野大)、瀬戸口祐基准教授(神戸大)、行岡睦彦教授(神戸大)、水津太郎教授(東京大)とともに、髙井章光弁護士が報告を行い、中田裕康名誉教授(東京大・一橋大)、垣内秀介教授(東京大)がコメンテーターとして発言をされました。髙井章光弁護士からは、テーマと同名の書籍にて収録されている論考と同様に、「倒産局面における詐害行為取消権と否認権の役割」とのテーマにて報告を行いました。報告に対しては多くのご質問が出され、活発な質疑が行われました。